世事抄録 「責任者は誰だ!」を考える

 隠蔽(いんぺい)、廃棄、改ざん、虚偽。これが何と、国権の最高機関である国会を跋扈(ばっこ)している。この国は一体どうなっているのか。われわれは日頃、世界の国々の政情不安定なニュースに接するとき、「それに比べてわが国は」と、安定性を自負し高みに立つ気分になることがある。

 ところがよく考えてみると、この「自負」には具体的な根拠が全くない。それどころか今やわが国は、逆に他国から「これが先進国?」と、冷笑を含んだ不信の目で見られているのである。

 「こんなアタシに誰がした」のか。国会議員か、官僚か、はたまた資本主義制度そのものか。確かにこれらは直接間接に責任者であるが、一番大きく責任を問われるのは、大衆たるわれわれなのだ。われわれが選んだ人・制度が今の状況をつくり出しているのであるから、「責任はわれにあり」である。いまさら「まさかこんなことになるとは」とか「選挙制度が悪い」などと言い逃れをしても始まらない。

 これからは、責任をしっかり取るという意味からも、「今までどおりでは駄目だ」という強い気持ちを持って、選挙に真剣に向き合うことである。

 これは地方選挙においても同じである。われわれ大衆にとって国造りの唯一最大の手段は「一票」である。皆さん、「美しい国」を取り戻すために本気になりましょう!

 (松江市・幸兵衛)

2018年6月14日 無断転載禁止