モリアオガエル 水田脇の木に産卵 邑南・30個ふ化も始まる

モリアオガエルの卵塊を指さす日野原哲夫さん
 「しまねレッドデータブック」で準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの卵塊約30個が、邑南町矢上の農業、日野原哲夫さん(71)が所有する水田脇の木に産み付けられている。既にふ化も始まっており、日野原さんが農作業の傍ら、成長を温かい目で見守っている。

 モリアオガエルは、池や水田などの水面に張り出した樹木の枝先に産卵する。直径約15センチの泡状の卵塊は約1週間でふ化し、オタマジャクシが水中に落ちて成長する。

 日野原さんの水田脇では、約10年前から産卵が見られるようになった。今年は6月に入り、乳白色の卵塊が次々と木の高い位置に産み付けられた。茶色っぽくなった卵塊もあり、既にふ化したオタマジャクシもいる。

 日野原さんは「オタマジャクシが落ちてもいいように、田んぼには水が豊富にあるようにしている」と、貴重な生き物の成長を気に掛けている。

2018年6月16日 無断転載禁止