世界最高級の音色に陶酔 ストラディバリウス 名器11台の演奏会

ストラディバリウスを奏でる出演者
 高価な弦楽器「ストラディバリウス」11台を一堂にそろえたコンサートがこのほど、益田市有明町の県芸術文化センター・グラントワであった。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の団員ら名手たちが、時価総額が合計90億円に上るという世界最高級の楽器を演奏し、観客820人を魅了した。

 ストラディバリウスは、17~18世紀にイタリアの名工アントニオ・ストラディバリが作った弦楽器の総称。独特な製法と精緻な技術は継承されておらず「幻の名器」と呼ばれている。県といわみ芸術劇場が島根での初公演を企画し、バイオリン7台とビオラ、チェロ各2台が集結した。

 同管弦楽団の団員を中心とした弦楽アンサンブル「ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ」が、シューベルトやグリーグ、バルトーク、ビバルディの名曲を奏で、通りのいい高音や耳に心地よい響きの低音に、詰めかけた音楽ファンが酔いしれた。

 アンコール2曲の演奏後はスタンディングオベーションが起こり、拍手が鳴りやまなかった。益田市立高津中学校1年の岡崎茜さん(12)は「とてもすてきで、あっという間の2時間だった。最後は少し鳥肌が立った」と話した。

2018年6月17日 無断転載禁止