交流施設生かし集客活動 江津駅前 再びにぎやかに

JR江津駅前のにぎわい復活を目指す「江津駅前市場」で手作りの雑貨を販売する出店者(右)
 JR江津駅(江津市江津町)前のにぎわいを取り戻そうと、地元商店会が駅前の市民交流施設・パレットごうつで「江津駅前市場」と名付けたイベントを定期開催している。「ええもんえっとあるけぇ きんさいや」を合言葉に、三江線の結節点などとして栄えた駅前地域の再生を目指し、地道に活動を続けている。

 1920(大正9)年に開業した駅周辺は商業の中心地で、三江線や路線バスのターミナルとしてにぎわったが、70年代半ばごろから商業施設や住宅が郊外に拡散。70年代当時、約50店が軒を連ねた繁華街「あけぼの通り」も現在は13店まで減った。

 一方、駅前には2016年にパレットごうつがオープン。あけぼの通りなどの商店主でつくる「江津万葉の里商店会」が同施設の集客力を生かしながら駅前の再活性化を図ろうと、17年12月から毎月1回(第3火曜日)のペースで江津駅前市場を開いている。

 毎回、青果や鮮魚店をはじめ、酒販店や焼き肉店など幅広い業種が出店し、手づくりコンサートも企画。中心部の活気づくりに加え、周辺の高齢者の買い物支援にもつながっている。

 19日にあった6月の江津駅前市場は10店が参加し、午前10時から3時間半、食品や雑貨を割安価格で販売。駅近くで鉄板焼き店「田吾作」を営む入江敬子さん(66)は「駅前活性化の力になりたくて参加している」と思いを語った。

 同商店会の藤田貴子会長(43)は「商店主のつながりを深める契機にもなっており、続けていきたい」と力を込める。7、8月は夜間のビアガーデンと音楽ライブを計画している。 

2018年6月20日 無断転載禁止