大山ブナを育成する会 緑化推進功労で総理大臣表彰

平井伸治知事に表彰の喜びを報告した吉岡淳一会長(中央)らメンバー
 国立公園・大山一帯でブナの植樹や自然保護活動に取り組む「大山ブナを育成する会」(吉岡淳一会長)が、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けた。26年間、育成が困難とされるブナ3650本以上の植樹、保護に取り組んできた功績が高く評価された。吉岡会長は「負けちゃならんと繰り返してきた結果が実った」と胸を張る。

 会は1992年に連合鳥取の労働組合メンバーを中心に「ブナを植える会」として活動を開始。会の名称を変えながら現在110人が活動している。

 5~7年間に一度、大山に自生するブナから実を取り、伯耆町内の農場で4~6年かけて高さ1.8メートルほどに成長させた後、大山環状道路や一の沢周辺などに植樹する。毎秋には100人以上が参加する大規模な植樹会を開くほか、自然観察会も精力的に開催する。

 同賞は今回、全国4個人と9団体が対象。4月下旬、東京都内であったみどりの式典で表彰された。大山関係の団体では2009年に「大山の頂上を保護する会」が受賞して以来となる。

 このほど、吉岡会長ら会員3人が県西部総合事務所(米子市糀町1丁目)で、平井伸治知事に報告した。吉岡会長は「賞をいただき、汗を流してきた人たちに恩返しができた」と喜びを語った。平井知事は「今後も大山の森を守り育てる運動を続けてほしい」と激励した。

2018年6月26日 無断転載禁止