江津の市民合唱団 設立10年 節目の演奏会へ 練習に熱

7月1日の本番を控え、練習に余念がない団員たち
 「歌声で感動する町づくり」を理念に掲げて活動する江津市民混声合唱団(高橋百合子団長)が7月1日に、2年に一度の定期演奏会を島根県江津市江津町の市総合市民センターで開く。設立10年目の節目の演奏会となり、広島交響楽団から4人の弦楽奏者をゲストで迎え、3月末に廃線となったJR三江線への感謝の思いを込めた曲などを披露する予定で、団員が練習に熱を入れている。

 同合唱団は2009年に発足。現在、江津市のほか、大田市や浜田市在住の20~80代の45人が参加する。定期演奏会のほかに、「生の歌を子どもたちに届けたい」と、市内の小学校で出前コンサート「歌声の宅配便」を毎年開き、地域振興に一役買っている。

 今回の演奏会では、江津市桜江町の住民が作詞作曲した「ありがとう三江線」を歌う。高齢者の通院や学生の通学の手段として使われ、長年住民の悲喜こもごもをのせて走った三江線への思いがこもった歌を熱唱する。

 活動の趣旨に賛同した広響の弦楽四重奏団は「上を向いて歩こう」や「情熱大陸」など7曲を披露。江津市内の199の企業、団体が協賛して開催を支援し、当日は700人の来場を見込んでいる。

 団員は間近に迫った本番に向け、指揮者を務める石見智翠館高校吹奏楽部の元顧問田中健一氏(46)や広島県のボイストレーナーの指導で最終調整に励んでいる。高橋団長(69)は「多くの人に歌声を届け、喜んでもらいたい」と話した。

 開演は午後2時。入場料は前売り、当日券ともに千円(高校生以下は無料)。

2018年6月26日 無断転載禁止