松江シティ田中優毅選手 W杯 仲間の躍動、16強祈る

元チームメートの活躍と日本の決勝トーナメント進出を願う松江シティFCの田中優毅選手=松江市上乃木10丁目、市営補助競技場
 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で28日、日本が1次リーグ第3戦のポーランド戦に臨む。Jリーグ参入を目指す松江シティFC(中国リーグ)のDF田中優毅(まさき)選手(27)は、かつて年代別の日本代表でMF原口元気選手(27)やMF宇佐美貴史選手(26)らW杯メンバー4人と一緒にプレーした。ピッチでのさらなる躍動と2大会ぶりの決勝トーナメント進出を願っている。

 田中選手は千葉県市川市出身で、四日市中央工業高校(三重)を卒業。日本体育大学1年時の09年に18歳以下日本代表に初選出された。19歳以下のアジア選手権は右サイドバックで1試合に出場。チームは準々決勝で敗れ、20歳以下のW杯出場を逃した。代表ではDF酒井高徳選手(27)、DF遠藤航選手(25)ともプレーした。

 代表合宿で緊張していた時、ムードメーカーとなったのが2学年下の宇佐美選手。食事や移動のバスの中でしゃべり続け、ちょっかいを出す後輩に「すぐに和むことができた」と懐かしむ。

 ただ、ピッチに立つと別人で、紅白戦で対戦した時、速さやテクニックのあるドリブルに田中選手は尻もちをついてしまった。「天才とはこういう人のことか」と痛感したという。

 原口選手は既に浦和レッズ(J1)で活躍していた。今でこそ1次リーグのコロンビア戦やセネガル戦のように豊富な運動量を誇るが、当時はプレーにむらがあった。紅白戦では時に守備への姿勢を巡ってピッチで言い争ったが「上にいくには我が強くないと駄目だと学んだ」と振り返る。

 田中選手はその後、日本代表から遠ざかり、15年に松江シティに入団。JFLを経て今季3季ぶりに戻った。原口選手らの活躍は刺激になっているという。

 今大会の原口選手について「守備で貢献度が高い。相手にとって嫌な選手に成長している」とし、セネガル戦で途中出場した宇佐美選手には「まだテクニックが出せていない」と本領発揮に期待を込めた。

 「1次リーグを突破したら連絡したい」。祝福のメールを送れる結果になることを祈っている。

2018年6月27日 無断転載禁止