レールバイク楽しんで 旧三江線を観光資源に 石見川本駅

「レールバイク」で試走する川本町観光協会の関係者ら=島根県川本町川本
 島根県川本町観光協会が、旧JR三江線の鉄道資産を活用し、町のにぎわい創出につなげようと、線路の上をエンジン駆動で走る「レールバイク」の体験乗車会の開催を計画している。30日に町民向けのプレイベントを行い、7月28日の夏祭りで本格運行する予定で、普段は見ることができないレール上からの景色を楽しんでもらう。

 レールバイクは2人乗りで、運転席の乗客が手でアクセルとブレーキを操作する。時速は約10キロ。体験乗車会では、同町川本の石見川本駅付近の約200メートル区間を1往復する。有料(1人300~500円程度)で、具体的な金額は今後決める。

 同駅は三江線の廃止が決まった後、”さよなら乗車”で大勢の鉄道ファンが訪れた。列車1便に200人以上が乗車した日もあった。廃線後は町が駅一帯をJR西日本から譲り受け、代替バスなどの待合所として利用しているが、観光利用は少なくなった。

 駅舎やレールを観光資源として生かそうと、同観光協会職員の大久保一則さんさん(31)ら住民有志が一念発起。三江線の関連イベントなどで親交があった業者を通じてレールバイクを購入し、同観光協会で活用することにした。

 体験乗車会は、30日が午後1時~4時。1回の所要時間は10分程度で、乗車は20組程度になる見込み。7月28日は、同町恒例の夏祭り「ええなぁまつりかわもと」の一環で午前11時~午後5時に開催する。

 21日には試走会があり、同観光協会の職員らが2人一組で実際に乗車し、速度やブレーキの利き具合などを確認した。大久保さんは「三江線がなくなって終わりではなく、これからが勝負どころ。いろいろな人と協力し、駅に人が集まる仕掛けをつくりたい」と話した。

2018年6月28日 無断転載禁止