英国出身男性 ゲストハウス開設 大山・御来屋

旅行者に貸し出す和室で見学者と談笑するリチャード・ピアースさん(左)
 鳥取県大山町の漁村・御来屋地区に30日、英国出身の男性がゲストハウスを開いた。山陰両県を気に入って移り住み、ツアー企画・ガイドや外国人向けの日本語・日本文化教室を営むリチャード・ピアースさん(39)で、住民らの後押しを受けた。外国人旅行者を呼び込み、日本文化体験や住民との交流を織り交ぜ、山陰ファンを増やしたい考えだ。

 空き家の活用を考えていた地元の地域自主組織「支え合いのまち御来屋」(薩摩浩会長)と知り合い、ゲストハウス開設に結び付いた。ピアースさんが空き家を買い、県と町の助成を受け改修。活動拠点にしていた三朝町から移り住んだ。

 ゲストハウス「リチ宿(やど)」は木造2階建て、延べ床面積約200平方メートル。2階の和室4部屋を客に貸す。地元の協力を得て漁村・御来屋を満喫できる漁業体験プログラムなどを提供し、住民が日本文化を教えながら交流する場を設ける。利用は2人以上からで1人1泊5千円。既に日本で英語を学びたいロシア人学生らの予約が入っているという。

 美保関、大山、三徳山を「日本の3大パワースポット」と呼ぶピアースさんは「この地で生活するとエネルギーが得られる。数週間、数カ月滞在してもらえるゲストハウスにしたい」と意気込んだ。薩摩会長(53)は「住民が外国人と触れ合い、新しい変化が生まれる」と期待した。

2018年7月1日 無断転載禁止