女子ログ ふるさとの地震

 6月18日の朝、義母から一本の電話があった。「実家は大丈夫?」。私の実家は大阪との府境の京都府南部にある。ニュースを見ていなかった私は電話をもらってもなお、大丈夫だろうと高をくくっていた。

 それがテレビをつけて驚いた。なじみのある隣の市が、兄一家の住む北摂の街が震度6弱と表示されている。両親の住む地元の市も震度5強で、空撮のヘリコプターが見慣れた街を映し出していた。のんきな私も慌てて家族と地元の友人に連絡した。皆にけがはなかったが、食器が割れるなどして家は大変だという。母は阪神淡路大震災の時より揺れを感じたらしく、事の重大さを思い知った。

 阪神淡路大震災当時、私は京都に住んでいた。被害はなかったが、死の恐怖を感じるほどの揺れだった。その際に高槻に断層があることを知り、次はここに大地震が来たらどうしようと、ずいぶんナーバスになった。一方で防災に目を向けるきっかけともなったが、時が過ぎ、いざ自分のこととなると、地元に地震は来ない、家族は被災しないという根拠のない自信に支配されてしまった。

 無沙汰は無事の証拠と思ってきたが、今回の地震で普段から家族ともっとまめに連絡を取ろうと実感した。山陰でも地震があり「絶対安全」はもうどこにもない。実際に被災してから気付くのでは遅いのだから。

    (境港市・コフィー)

2018年7月4日 無断転載禁止