特派員便り 山陰ゆかりの選手 世界で奮闘に誇り

繁華街の地下で日本代表戦を観戦するファン。選手の活躍が一層誇らしく思えた=ロンドン
 日本時間の3日未明、遠く離れたロンドンの中心地は「オー、ニッポン」のコールで熱気が充満していた。後半7分、MF乾貴士のミドルシュートが決まると、約50人が喜びを爆発させた。記者も大声でほえた。

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦。日本が初の8強入りを懸け、優勝候補ベルギーに挑んだ。

 ロンドンで最もにぎやかな繁華街、ピカデリーサーカスの地下にあるイベントスペースには、奮闘を見届けようと現地に住む日本人だけでなく、親日家の外国人も多く詰めかけて声援を送った。国に関係なく、一つのものに熱を上げられる。スポーツの持つ力をあらためて肌で感じた。

 逆転負けを喫し、米子北高出身で先発フル出場した昌子源選手がピッチをたたいて悔しがった。その姿に、思わず胸が苦しくなった。錦織圭選手だけでなく、山陰にゆかりのある選手が世界を相手に体を張って戦っている。これまでのウィンブルドン取材にも増して、誇りに思えた。

2018年7月4日 無断転載禁止