錦織 格下に苦戦

【男子シングルス1回戦】クリスチャン・ハリソンと対戦する錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・木幡晋介】テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第2日は3日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブであった。男子シングルス1回戦で第24シードの錦織圭(日清食品)は世界ランキング198位のクリスチャン・ハリソン(米国)と対戦。6-2、4-6、7-6、6-2で下した。

 錦織はウィンブルドンは10度目の出場で、最高成績は16強。第1セットはバックサイドを徹底的に突いてミスを誘い、第6、第8ゲームをブレークした。

 第2セットに入るとサーブの精度を欠き、第2サーブを力強くたたかれ、ミスショットを多発。2ブレークを許して奪われた。

 一つずつブレークし合った第3セット、タイブレークをものにすると、第4セットは圧倒した。


 ▽男子シングルス1回戦
錦   織 6-2 C・ハリソン
(日清食品)4-6 
      7-6 (米 国)
      6-2


「友人」にミス連発

 「友人と戦うのは簡単ではない」。苦戦の予感が当たった。

 公式戦初対戦となるクリスチャン・ハリソンとは、米国の練習拠点で一緒に練習する旧知の仲で、互いに手の内を知っている。最速200キロ超えの力強いサーブ、フォアのフラットが持ち味の相手に対し、錦織は序盤、試合巧者ぶりを見せた。

 第1セットは第1サーブの確率が72%と好調で、バックサイドにボールを集めて主導権を握り、2ゲームをブレーク。好スタートを切ったように見えた。

 だが第2セット、ゲームによって第1サーブの精度を欠き、第7ゲームは5本全てがフォールトとなり、ブレークされた。力強い第2サーブに対するリターンにも苦しんだ。相手のショットによるミスは14本で、ネットに引っかける場面が目立ち、落とした。

 錦織にとってウィンブルドンは四大大会で唯一8強入りの経験がない。開幕前の会見で「このサーフェス(芝コート)ではまだベストなプレーをできていない」と話したように、芝特有のイレギュラーバウンドや低い弾道になかなか対応できなかった。

 第3セットもブレーク直後の第5ゲームでブレークバックを許す苦しい展開。我慢を続け、タイブレークは3-3から4ポイントを連取して何とか奪った。第4セットは左脚を痛めた相手にも救われた格好だった。

 節目の10度目となるウィンブルドンは、ほろ苦いスタートとなった。

2018年7月4日 無断転載禁止