キタシロサイの受精卵作る 絶滅寸前、種の保存に

 キタシロサイ最後の雄、スーダン=2017年6月、ケニアのオル・ペジェタ自然保護区(ロイター=共同)

 絶滅危惧種のキタシロサイの凍結精子と近縁種の卵子を用いて受精卵を作ったと、欧州や日本などの研究者チームが4日付の科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

 ケニアの自然保護区にいるキタシロサイは最後の雄が今年3月に死んで、雌2頭が残るのみ。絶滅寸前の種の保存に向け、チームはキタシロサイの受精卵を作って母胎に移植することを目標としており「絶滅危惧種を救う有効な戦略になる」と期待する。

 チームは、冷凍保存していた精子を近縁種であるミナミシロサイの卵子に顕微鏡で見ながら注入し、受精卵を作製。子宮に移植できるまでに成熟させることができた。

共同通信社 2018年7月5日 無断転載禁止