益田・万福寺で豆腐作り 雪舟庭園眺め味わう

自分で手作りした豆腐を味わう参加者
 国史跡・名勝に指定されている雪舟庭園がある古刹で豆腐を作り、庭を眺めながら味わうイベントがこのほど、島根県益田市東町の万福寺であった。市内外から参加した13人が、土鍋で作った豆腐に舌鼓を打ち、益田の歴史に思いをはせた。

 県西部の豊かな自然や文化を楽しむ交流体験プログラム「いわみん」の一環。豆腐など食品製造販売の真砂(益田市波田町、岩井賢朗社長)が企画し、益田市在住の薬膳アドバイザー中原かのこさん(47)が講師を務めた。

 参加者は、中原さんの指導を受け、豆乳を土鍋で煮詰め、にがりを加えて豆腐を作り、ユズこうじみそなどの薬味とともに、庭に面した庫裏で味わった。

 中世に益田を治めた益田氏が戦国武将・毛利元就をもてなした献立の一つを再現した「はむ」と呼ばれるはんぺんも、「煎(い)り酒」という調味料を使って口にした。

 中原さんは「体の熱を冷ましながら潤してくれる豆腐を食べて、夏に向けて備えよう」と呼び掛け、大田市大代町、公務員馬場美帆さん(27)は「豆腐は薬味と合わせることで主役になると分かった。家で作るのが楽しみ」とほほ笑んだ。

 真砂では今後、都市部の観光客を益田に呼び込む狙いで、同様の企画を市観光協会などと連携して展開する考え。

2018年7月5日 無断転載禁止