特派員便り 王者のウエアにざわめき

ユニクロのウエアをまとうロジャー・フェデラー=ウィンブルドン(共同)
 2日の男子シングルス1回戦。センターコートに姿を現した芝の主役に、観客の視線が注がれた。

 ウィンブルドン男子シングルスで最も多い8度優勝のロジャー・フェデラー選手が、約20年も身を包んできた米スポーツ用品の「ナイキ」ではなく、日本のカジュアル衣料品店「ユニクロ」のウエアで登場したからだ。

 記者は他の日本人記者と一緒にメディアルームで見ていた。左胸の赤く四角いロゴマークがモニター越しに見えた瞬間、部屋中が一気にざわついた。

 モニターを写真に撮って確認する人もおり、まさにサプライズだった。日本人にとって身近な服を、あのフェデラーが着ていると思うと、少し親近感が湧いた。

 この日、ユニクロを展開するファーストリテイリングが、フェデラー選手とグローバルブランドアンバサダー契約を結んだと発表。同じくユニクロと契約している錦織圭選手は3日にあった1回戦後の会見で「日本の会社の服を着てくれるのはうれしい」と話した。

 両選手が勝ち進めば、決勝で対戦する。その時が楽しみだ。

2018年7月6日 無断転載禁止