特派員便り ファンの熱 肌で体感

大勢の観客で埋め尽くされるアオランギ広場。大型モニターで試合を観戦している=ウィンブルドン
 強い日差しで、汗がしたたり落ちる。ロンドンの7月は例年、日中の平均気温が25度前後だが、今年は30度に迫る日が続く。ロンドン在住の島根県出身者も「今年は暑い」と口をそろえる。

 2年連続のウィンブルドン選手権取材。昨年は涼しくて上着を羽織る日が多かったが、今年は余分な荷物になった。日中は試合を見たり、会場内を歩いたりするため、750ミリリットルのペットボトル飲料水を一日に2、3本飲まなければ、熱中症で倒れそうになる。

 創立150周年を迎えた会場でも「熱さ」が増している。男子シングルスは1回戦で全仏準優勝のドミニク・ティエム(オーストリア)が途中棄権、2回戦で前回準優勝のマリン・チリッチ(クロアチア)が逆転負けするなど波乱が続き、女子シングルスはトップ8シードのうち、2人しか勝ち残っていない。

 小高い丘のアオランギ広場は、試合のチケットを持たない大勢の客が連日、大型モニターにくぎ付けになっている。世界中のファンの熱を肌で感じた。

2018年7月9日 無断転載禁止