鳥取・南部に待望の交流拠点施設 「えんがーの富有」オープン

縁側に腰掛け、ジェラートを味わう客ら
 町内移住者のジェラート店や学習塾などが入居する、鳥取県南部町賀野地区の交流拠点施設「えんがーの富有」がオープンし、好天に恵まれた9日は縁側に腰掛けてジェラートを味わう客でにぎわった。

 木造のぬくもりのある建物にジェラート店、学習塾以外にも地域自主組織「あいみ富有の里地域振興協議会」の事務所がある。施設は7日にオープンした。

 賀野地区は人口約1200人の農村部で、富有柿をはじめとする果物の産地。住民の交流や生活支援、にぎわい創出の拠点として、町が7200万円かけ同町市山に木造平屋(床面積約180平方メートル)の施設を建てた。テナント入居したのは東京都や長崎県から町内に移住した若者2人が営む学習塾「ジブンゴト」と、広島県出身で町内に嫁いだ女性が営むジェラート店「パッチェリービー」。

 町内産のブルーベリーやトウモロコシなどを使ったジェラートを扱うパッチェリービーが人気を集め、女性客らがひっきりなしに来店。オーナーの益村千代さん(35)は「ジェラート目当てに来てくれる人が増え、地域活性化に役立てるといい」と意気込んだ。

 このほか、住民が持ち寄った野菜や農産加工品の販売コーナー、住民らが憩うスペースもある。協議会の岡田好弘会長(66)は「利用者が増える仕掛けを工夫し、地域の支え合い活動も展開したい」と話し、絵画など住民の趣味の活動場所に使ってもらうほか、高齢者の買い物支援活動などの構想も練っている。

2018年7月10日 無断転載禁止