錦織 第2セット挽回 8強懸けガルビスと

【男子シングルス4回戦】エルネスツ・ガルビスと対戦する錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・木幡晋介】テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第7日は9日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブであった。男子シングルス4回戦で第24シードの錦織圭(日清食品)が、予選を勝ち上がった世界138位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)と対戦した。

 ガルビスは高速サーブと力強いフォアが持ち味で、世界ランクの自己最高は2014年の10位。錦織はチャレンジャー大会を含め過去2戦全勝で、直近の14年のバルセロナ・オープンでは6-2、6-4で下した。

 錦織はストロークの精度を欠いた。第1セットは、互いにキープし合って迎えた第5ゲームにブレークされ、4-6で落とした。第2セットも劣勢に回りながら粘り、タイブレークを制し7-6で奪った。

4回戦 劣勢から粘り

 自身初の8強入りを懸けて挑む3度目の4回戦。最高時速217キロの高速サーブと力強いフォアで勝ち進んできたガルビスに対し、ストローク戦で活路を見いだそうと挑んだ。

 錦織にとって同世代で、過去2戦全勝の相手だが、元世界10位の実力者。今大会は予選上がりながら、3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)をフルセットの末に下した。錦織は「けがでランキングを落としていたが、調子を上げている危険な選手」と警戒した。

 錦織は3回戦までストローク戦を嫌う相手に対し、粘り強く拾い、勝負どころでの強烈なバックハンドなどで勝ち上がってきた。だが、ガルビスの強烈なストロークに対し、立ち上がりからショットミスが目立った。

 第1セットはサービスキープに苦しんだ。好調のサーブは入るものの、打ち合いで劣勢。2-2の第5ゲームで先にブレークポイントを握られ、一度ジュースとしたが、相手の力強く深いショットに振り回され、ブレークを許した。その後は高速サーブを返せず、4-6で失った。

 第2セット開始前に右腕のマッサージを受けても流れは変わらず、第3、7ゲームにブレークポイントを握られたが何とかキープ。タイブレークはストロークが安定し、このセットを奪い返した。

2018年7月10日 無断転載禁止