インドのIT技術者2人採用 圏域内3社目

 中海・宍道湖・大山圏域の産官学で取り組むインド南部・ケララ州からのIT人材受け入れ事業をきっかけに資材調達ソフトウエアの開発、販売を手掛けるオネスト(松江市上乃木4丁目)がIT技術者として同州から2人を採用する。インド出身の技術者の採用は圏域内3社目で、複数人は初。10日に松江市末次町の市役所で会見した石碕修二社長は、本格的な海外進出を視野に入れた受け入れとし「業界全体や他業種にも波及させたい」と述べた。

 2人は同州のSCMS工業技術大学で情報工学を学び、6月に卒業したばかりで、在学中の1月にはオネストでインターンシップ(就業体験)を実施。技術的には未知数だが、積極性があり、約40人が勤務する同社の開発部門での採用が決まった。

 IT業界は人材不足が常態化しており、県内でも5月の県情報産業協会の調査でソフト系IT企業74社の71.6%がプログラマーなどの技術者が不足していると答えた。同社は8月下旬にも技術者として勤務を始める2人に将来はアジア企業などとの橋渡し役になってほしいと期待している。

 圏域のIT人材受け入れ事業の実行委員会事務局で、会見に同席した市まつえ産業支援センターの山根幸二所長は「実績をつくり、圏域内に広げたい」と強調。受け入れ促進へ、8月には同州に島根大が採用する日本語教師を派遣するとした。

2018年7月11日 無断転載禁止