複製の美 一堂に クローン文化財展 松江・県美13日開幕

 世界の貴重な文化財を複製、復元して展示する「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」が13日、松江市袖師町の島根県立美術館で開幕する。文化財の価値を共有する試みの第一歩として全国に先駆けて始まる。

 松江市出身で同大名誉教授の宮廻正明さんらが開発した高度な複製技術を用い、実物の質感や色合いを再現したクローン文化財など77点を展示。門外不出の国宝「法隆寺釈迦(しゃか)三尊像」や、爆破され現存しないアフガニスタン「バーミヤン東大仏天井壁画」などが並ぶ。シルクロードで撮影を続けた写真家・故並河萬里さんの作品もある。音響や香りを生かした会場で世界の文化財を体感できる。

 13日は開幕式後の午前10時に開場し同10時半から宮廻さんが作品解説を行う。

 東京芸大、山陰中央新報社などの実行委員会が主催し8月26日まで。一般1千円、小中高校生500円。

2018年7月13日 無断転載禁止