遊び心あふれる絵本の原画展示 津和野・安野光雅美術館

作品を鑑賞する来場者
 津和野町出身の画家・安野光雅さん(92)の絵本作品を集めた企画展「絵本の世界2」が同町後田の安野光雅美術館で開かれており、温かみのあるタッチで描かれたユーモアあふれる作品76点が来場者を魅了している=写真。9月12日まで。

 安野さんがこれまで刊行した絵本のうち6冊から原画作品を選出した。

 「旅の絵本3」(福音館書店)からは、イギリスを舞台に地方の村や都市部などの風景を描いた作品を展示。村の広場でクリケットを楽しむ子どもたちや、ビッグベンの大通りを行進する近衛兵、ロンドン橋を渡る人々などがきめ細やかに描かれている。

 住宅雑誌の表紙絵となった作品を集めた「子どもの季節」(岩崎書店)からは、一軒家や住宅街などを背景に、子どもたちがセミ捕りや雪だるまづくりなどを楽しむ様子を題材にした作品を展示している。

 ヨーロッパの国々の建造物や庶民の暮らしを描いたスケッチ画もある。

 同館学芸員の中川友佳さん(26)は「独創的で遊び心にあふれた作品の世界を楽しんでもらいたい」と話した。

2018年7月13日 無断転載禁止