海に足つけ夕日観賞 隠岐の島・ジオパークの魅力知るイベント

油井の前の洲で足を海で冷やしながら夕日に見入る観光客ら
 隠岐ユネスコ世界ジオパークの見どころの一つ「油井の前の洲」(島根県隠岐の島町油井)の魅力を知ってもらおうと、地元の若者たちが14日、夕日の観賞イベントを初めて開いた。観光客ら15人が海に足をつけて涼みながら、鮮やかな落日に見入った。

 油井の前の洲は、隠岐の島町の西側の海岸にある。海面下に広がる波食棚という平らな岩場で、広さは約5千平方メートルあるという説がある。季節により潮位の変化が大きく、夏は海水が満ちているが、冬から春先にかけての干潮時には海面から現れる。

 夕日の観賞は、近くで5月から暮らしている地域おこし協力隊員、芳村直忠さん(27)=大阪府豊中市出身=が発案した。岸から約10メートル、水深約20センチの地点にベンチを据えて腰掛け、同日午後6時半ごろから約1時間、刻一刻と表情を変える夕日を眺めた。

 初めて同所を訪れた大阪府池田市五月丘の大学院生、舟木睦さん(25)は夕景に感動し「隠岐ジオパークの魅力を肌で感じた」と喜んだ。

 観賞イベントは8月末まで、金曜日と土・日曜日を中心に実施する。芳村さんは「多くの人に油井の魅力を知ってもらえたらうれしい」と話した。

2018年7月16日 無断転載禁止