増加するベトナム人と対話を 浜田・新市公民館で交流会

民族衣装のアオザイ姿でベトナムの国柄を説明するグェン・ニュンさん
 水産加工場で勤務するベトナム人技能実習生が地域で増えている島根県浜田市治和町の新市公民館で18日、同市のベトナム人国際交流員を招いた交流会が開かれた。住民らがベトナムの国柄や習慣について学び、あいさつを会得してベトナムへの関心を高めた。

 交流会は治和2町内会と、地域住民の集いを開く「しんちサロン」(青木誠二代表)が共催した。住民が、近くに暮らす技能実習生と出会う機会が増えていることから、交流会を理解の第一歩にしようと企画し、21人が集まった。

 ベトナム・ホーチミン市出身で、3年前から国際交流員として勤務するグェン・ニュンさん(35)が講師を務め、参加者が、国土の広さや宗教、食文化といった概要の説明を受けた。グェンさんは「日本と似たところがたくさんある」と紹介し、1歳の誕生日に子どもに電卓やはさみなどの道具を選ばせる習慣や言葉の共通点を挙げ、参加者が親しみを感じた。

 続いて、ベトナム人に出会った際に使える「シン チャオ」(こんにちは)「カム オン」(ありがとう)といったあいさつを、声をそろえて練習した。グェンさんから「市内には150人のベトナム人が暮らしている。見かけた際は温かい目で見てほしい」と呼び掛けられ、交流への意欲を新たにした。

 近くに住む古森正和さん(78)は「20歳のとき船員としてハイフォン港(ベトナム北部)に行った経験があるが、最近は近所にベトナムの人が増えてきた。親近感が湧いた」と話した。

2018年7月18日 無断転載禁止