僕が描くよりかっこいい 「ゾロリ」原作の原さん

 「原作と同じく、アニメの中にも“かくれ原ゆたか”がいるので、見つけてください」と話す原ゆたかさん=東京都内

 キツネのゾロリと仲間たちの冒険を描いた人気児童書「かいけつゾロリ」シリーズのアニメ映画3作品が、夏休みにアニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」で「映画ゾロリ祭り」として放送される。原作者の原ゆたかさんは「僕が描くよりかっこいい、動いてしゃべるゾロリに会えます」とPRした。

 原作は原さんが絵と文を手掛け、1987年から現在までに63巻出版されている。「お父さん、お母さんの中にもゾロリを読んで育った人がいるはず。家族でアニメを楽しんでほしい」と話す。

 アイデアの源は、原さん自身が小学生だった頃の思い出だ。「おならで大笑いしたり、人気キャラのシールを集めたり。いつの時代も小学生にとって楽しいことはそんなに変わらない」と笑う。

 怪獣映画に憧れ、友達と映画づくりに取り組んだことも。「粘土で作った工場に線香の煙突を立て、お小遣いの範囲で本物らしく見せる工夫をした。これって、ゾロリがどうやってピンチを切り抜けるかを考えることと一緒なんです」。子ども時代に「きちんと遊んだ」経験が、お話づくりに生きているのだ。

 30年以上にわたって冒険を続けるゾロリ。旅の終わりを描くことは「もう考えていない」という。「いつか僕が続きを描けなくなっても、ゾロリはみんなの心の中で勝手に旅を続けてほしい」と語った。

 映画ゾロリ祭りは、8月11~25日。

共同通信社 2018年7月19日 無断転載禁止