橋嵜さん(鳥取短大2年)アマ竜王4位に

アマ竜王戦全国大会で4位入賞した橋嵜卓万さん(左)=鳥取県湯梨浜町上浅津、はわい会館
 全国の強豪がひしめく将棋の第31回アマチュア竜王戦全国大会で、鳥取短期大学2年の橋嵜(はしざき)卓万(たくま)さん(19)=鳥取県湯梨浜町田後=が4位入賞した。鳥取県代表では過去最高、山陰両県でも28年前の3位に次ぐ成績。これでプロのタイトル「竜王戦」の予選に出場できる見込みで「将棋の面白さがあらためて分かった。力を出し切りたい」と意欲を燃やす。

 橋嵜さんは小学1年の時に将棋を始め、自宅近くの道場で腕を磨いた。居飛車を基調とした攻守にバランスの取れた棋風で、中学時代はアマ竜王戦県予選を3連覇するなど頭角を現した。一方で中学・高校時代は卓球でもレギュラーで中国大会に出場するなど活躍。両立させながら詰め将棋やネット対局などで、力を付けてきた。

 大会はアマ主要タイトルの一つで、かつてプロを目指した日本将棋連盟の奨励会員も出場。6月下旬に東京都内であり、都道府県代表など56人が競った。

 中学3年以来、4度目の挑戦となった橋嵜さんは、2勝勝ち上がりの予選リーグを2勝1敗で通過。28人による決勝トーナメントに進出した。

 予選リーグ初戦で全国上位常連の庄司弘光さん(宮城県代表)の猛攻に耐え、勝利したことで自信を深めたという。決勝トーナメント1、2回戦を突破し、準々決勝へ。顔ぶれはいずれも名の知れたアマばかりとなった。全国大会で優勝経験がある竹下貴重さん(東京都代表)との4強を懸けた対局は、威圧感に屈しそうになったというが、相居飛車で機略に富んだ展開から、積極的に仕掛けてリードを奪い、逃げ切った。

 準決勝、3位決定戦は敗れた。さらなる上位の壁は分厚く終盤の読みの速さ、正確性など実力差を痛感した。しかし「プロに近いレベルの対局を何度も経験できた」と収穫を強調する。

 プロ公式棋戦の竜王戦で、予選に当たるランキング戦は今秋の予定。持ち時間は5時間でじっくり指せる。プロとの対局が予想され「夢がかなう」と早くも期待に胸を膨らませる。

2018年7月20日 無断転載禁止