女子ログ 文字を書くこと

 私は幼い頃から文字を書くことが好きだ。近所の習字教室に通い、書いた字を持って帰ると、祖母がいつも褒めてくれた。あの墨の匂いや、文字を書いたときの達成感、ワクワクした気持ちを味わいたくて、先月から久しぶりに習字を習い始め、文字を書く楽しさを再認識している。

 また、贈り物には、絵手紙と一言お礼を添えたり、感謝の気持ちを伝えるようにしている。それだけで、相手に宛てた特別な品へとなるように感じる。

 そんな私の中で、文字を書くという楽しい行為が、つらく悲しいものとなる報道があった。わずか5歳の子が書いたもの。それは許しを請う悲しい言葉ばかりだったのだ。命を奪われるほど、何をしたと言うのだろう。

 5歳で文字が書けるようになり、一番楽しいとき。お友達とお手紙ごっこをしたり、お家(うち)の人や先生にありがとうを伝えたり。そんなことを書きたかったのかもしれない。なのに、彼女の残した文章は「きょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」というもの。あまりの内容に言葉もなかった。

 こんなつらい思いをしている子が、今この時間にもいるだろうか。その子たちに何かできることはないだろうか。この報道を思い出す度に胸が苦しくなる。

 (大田市・パステルうさぎ)

2018年7月20日 無断転載禁止