佐々木恵未展が開幕 安来・加納美術館 童画や未完成の遺作

作品の展示作業を行う安来市加納美術館の職員
 島根県江津市の童画家、故佐々木恵未さんの作品を一堂に集めた特別展「童画家 佐々木恵未 しあわせ色の風」(安来市加納美術館、山陰中央新報社主催)が21日、安来市広瀬町布部の市加納美術館で始まる。島根県の子育て応援パスポート「こっころ」に使われた原画をはじめ、明るく優しいタッチで描いた心温まる絵が並ぶ。

 2014年に59歳で他界した佐々木さんは、愛らしい動物や人、風景などを柔らかな筆使いと鮮やかな色合いで描き、多くの人に愛されてきた。山陰中央新報の連載「あったか家族」では絵を担当した。

 会場には、恵未童画館(江津市嘉久志町)をはじめ、山陰両県の美術館や個人が所蔵する童画や絵本、カレンダーの原画など約300点を展示する。「こっころ」や「あったか家族」の原画、未完の遺作となった大元神楽を題材にした絵本のラフ画も並ぶ。担当職員が開幕前日の20日、展示の最終作業を行った。

 会期は9月17日までで、8月14日を除く毎週火曜日は休館。入館料は一般1千円、高校生以上の学生500円、小中学生無料。「こっころ」や鳥取県の「とっとり子育て応援パスポート」を提示すると、一般の入館料が2割引きになる。

 初日の21日は午後1時半から、会場隣の布部交流センターで、恵未さんの恩師で童画家の有賀忍さん(江戸川大学客員教授)による「佐々木恵未作品の魅力を探る」と題した記念講演会を開く。入場無料。

2018年7月21日 無断転載禁止