名品のエピソード聴く 松江・不昧展 学芸専門監が解説

藤間寛学芸専門監(左)の説明を聞く来場者たち
 松江松平藩7代藩主・松平治郷(号・不昧)ゆかりの書画や茶道具を展示する不昧公200年祭記念特別展「松平不昧-茶のこころ」を開催中の松江市殿町の松江歴史館で21日、ギャラリートークがあった。来場者約40人が、同館学芸専門監の藤間寛さん(65)の解説を聴き、94点を鑑賞した。

 藤間さんは、不昧が茶の湯と結びつきの深い禅の言葉を墨書にしたと説明。展示している駕籠(かご)は、所有していた国宝・井戸茶碗「銘・喜左衛門」を大徳寺(京都市)に運んだと伝わることも紹介した。

 重用した楽山窯(松江市西川津町)には、好みの茶わんを作陶するよう注文を付けて職人を育て、「藩の産業を発展させる意図があったようだ」と強調した。

 米子市淀江町佐陀の会社員新畑和紀さん(25)は「知らないエピソードを聞けてうれしかった。自分も茶杓を手作りするが、不昧の作品からは真似ができないほどの熱意を感じた」と感激した様子だった。

 特別展は8月26日まで。ギャラリートークは同月4日にもある。

2018年7月22日 無断転載禁止