里見女流四冠 優しく指導 出雲の冠大会初参加

地元の小中学生らを指導する里見香奈女流四冠(右)=出雲市大津町、出雲弥生の森博物館
 島根県出雲市出身の女流棋士、里見香奈女流四冠(26)=大阪市在住=が22日、出雲市内で開かれた「第8回里見香奈杯争奪出雲弥生の森ジュニア将棋大会」に初参加し、地元の小中学生ら18人との指導対局に臨むなどして交流を深めた。

 同市大津町の出雲弥生の森博物館であった大会は、将棋の普及と里見女流四冠に続く子どもたちの育成を狙い、日本将棋連盟出雲支部などでつくる実行委員会と市が2011年から毎年開いている。

 プロ棋士への登竜門である奨励会を今春に退会し、普及活動に力を入れる中で初めて参加した里見女流四冠は、船江恒平六段(31)=兵庫県加古川市在住=とともに大人を含む県内外の将棋愛好家40人と対局。一度に6人と指した里見女流四冠は感想戦で「攻めのときに銀を繰り出したら良かったかな」などと優しく助言した。

 棋力に合わせ、飛車と角落ちで対局した出雲市立第三中学校1年の淵脇晴貴さん(12)は「(女流棋士)トップの強さを持つ憧れの存在で、考えつかないような手を教えてもらえた」と目を輝かせた。里見女流四冠も「強い子が育っているのを目の前で感じられてうれしかった。目指される存在になれるよう頑張りたい」と笑顔で話した。

 午後は小中学生を対象にした大会があり、県内外の70人が出場。山陰両県関係では、4級以下の小学生Bクラスの部で松江市立八束学園6年の橘慶一朗君が2位、浜田市立松原小5年の斎藤優生君が3位に入った。

2018年7月23日 無断転載禁止