同好会から昇格 舞に力 大田・邇摩高に石見神楽部誕生

練習に熱を入れる邇摩高校石見神楽部の部員たち
 邇摩高校(島根県大田市仁摩町仁万)の石見神楽同好会が今年、「石見神楽部」に昇格し、活発に活動している。8月の全国高校総合文化祭(高総文祭、長野県)への初出場決定が昇格を後押し。学校の内外で舞台に出演しているほか、龍御前神社(同市温泉津町温泉津)である夜神楽定期公演でも練習の成果を観光客らに披露。部員が若い情熱を石見神楽に注いでいる。

 前身の石見神楽同好会は2016年10月に発足。わずか1年3カ月後の今年1月に大田市内であった「郷土芸能の集い」で技術の高い舞を見せ、県内1校の高総文祭「伝承芸能部門」への出場権を獲得した。活動の認知度が一気に高まったのを受け、2月に生徒総会で無事承認され、念願のステップアップを果たした。

 指導に当たる布施武司教諭は「本当にありがたい。学校として応援していこうという流れをつくっていただいた」と感謝する。

 部員は1年生5人を含む17人で、前年から4人増えた。新入生の大半は、子どもの頃から地元の神楽団体に所属している経験者で、布施教諭は「部に昇格してイメージが良くなり、広く関心を持ってもらえるようになった」と受け止める。

 佐々木二葉さん(18)=3年=は今春の部長就任に合わせ、兼務してきたソフトテニス部を思い切って退部し、石見神楽部に専念。「部活になり、気持ちや意気込みは、やはり違う」とモチベーションを高めている。部員や経験者が増えることで、取り組みたい演目などの議論も部内で活発化しているという。

 佐々木部長は、衣装を貸してもらっている地域の神楽団などへの感謝の気持ちも胸に秘め「高総文祭では県代表として、島根の石見神楽の魅力を全国の方々に伝えたい」と意気込む。

2018年7月24日 無断転載禁止