「外ノ浦」の魅力 新聞に 浜田・松原小 5年生児童

現地見学会で楫ケ瀬孝さん(右端)から外ノ浦の歴史を学ぶ児童たち
 浜田市浅井町の松原小学校の5年生児童が、北前船寄港地の日本遺産として5月下旬に追加認定を受けた外ノ浦地区(浜田市外ノ浦町)の見どころを伝える新聞づくりに取り組んでいる。江戸時代に北前船寄港地だった15道府県の小学生が参加する交流拡大プロジェクトの一環。座学や見学会を経て秋までに学習成果をまとめ、全国の小学生たちと共同で魅力を発信する。 

 新聞づくりは北前船交流拡大機構(東京都)が主催。寄港地の日本遺産認定を受けた15道府県で、モデル校として選出された各1校が町並みや文化財について学習し、新聞を制作する。完成した新聞は同機構が冊子1冊にまとめ、10月にモデル校全校に配布する。

 島根のモデル校の松原小は、5年生児童25人が制作に挑戦。7月に地元の郷土研究会関係者を招き、北前船の航路や運搬物などについて学び始めた。

 このほどあった現地見学会では、江戸時代の海岸絵図と北前船の客船帳を所有する同地区の楫ケ瀬孝さん(65)の案内で地区内の史跡5カ所を見学。江戸時代の船乗りが日和山の方角石で航路を決定したことや、金刀比羅神社の鳥居には北前船で須磨(兵庫県)から運ばれた石材「桜御影」が使用されていることなどの解説に聞き入った。

 新聞は六つのグループに分かれて制作し、9月中の完成を目指す。見学会で熱心に質問した大木奏和君(10)は「たくさんの場所で、昔の面影を感じることができた。学んだことを生かして、外ノ浦の素晴らしさが感じられるような新聞に仕上げたい」と話した。

2018年7月24日 無断転載禁止