女子ログ 海につかって…

 夏は財布のひもがゆるむ。季節問わず浪費家ではあるけれど、夏は「これを買ったら、この暑さを乗り切れそう」と財布のひもがゆるみにゆるむ。

 今夏も日傘、扇子、ワンピース、麻のズボン、ガラスのコップ…とせっせと買い物をしている。いまは新しい水着を買いたくて、暇があればネットで比較検討している。

 10年前に鳥取県東部に住み始めて驚いたのは海の美しさ。それまでは海で泳ぐことに積極的ではなかったけれど、夏になると喜々として泳ぎにいっている。ただ泳げないので、正しくはつかりにいっている。

 つかりにいくのは夕方。日差しもやわらぎ、人も少ない。ぬるい海につかって、波にゆられていると暑さが遠のいていく。

 ゴーグルをつけて海のなかをのぞくと魚が泳いでいる。泳げる夫は少し離れたところで浮かんでいて気持ちがよさそうだ。だんだんと夕日が海に沈んでいく。

 日中はあまりにも暑くてぐったりと過ごしたとしても、海につかって沈んでいく夕日を見ながら「夕日みたいなオレンジ色の水着もいいかも」とか考えていると、今日も夏のいい一日だったという気がしてくる。

 (鳥取県八頭町・桃子)

2018年7月24日 無断転載禁止