ハンセン病訴訟 非入所者遺族 二審も敗訴

会見で控訴審判決を非難する高橋正典さん(左)ら原告側弁護団=24日午後2時45分、松江市母衣町、島根県教育会館
 ハンセン病患者で療養所に入らず亡くなった「非入所者」女性の息子の高橋正典さん(72)=鳥取県在住=が、国の隔離政策で母親だけでなく、自身も偏見や差別で精神的な苦痛を受けたとして、国と同県に計1925万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁松江支部(栂村明剛裁判長)は24日、請求を退けた一審鳥取地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。原告側は「ハンセン病問題を理解しておらず欠陥がある判決だ」と上告する考えを示した。

 補償制度を定めた文面に盛り込まれていない、非入所者遺族が損害賠償を求めた初の高裁判決。元患者の家族ら568人が熊本地裁で起こしている訴訟に影響を及ぼす可能性がある。

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2018年7月25日 無断転載禁止