平安京の中から弥生時代の集落 都造営でも破壊免れる

 烏丸綾小路遺跡で見つかった弥生時代中期初頭の竪穴住居跡=26日午後、京都市下京区

 京都市下京区の烏丸綾小路遺跡で、弥生時代中期初頭(紀元前400~同300年ごろ)の竪穴住居跡や流路跡が見つかり、市埋蔵文化財研究所が26日発表した。平安京造営の際、市中心部は大規模な土木工事が行われており、弥生時代の遺構が明確に分かる状態で見つかるのは珍しい。

 担当者は「弥生時代前期に入ってきた稲作文化が京都ではどのように定着していったかを知る手掛かりになる」としている。

 研究所によると、調査した区域の西側と南側で竪穴住居9棟が見つかったほか、北東から南西に水が通った流路があり、稲作をしていたとみられる。住居や流路からは千点を超える土器や石器が出土した。

共同通信社 2018年7月27日 無断転載禁止