眠れる化石は海の哺乳類と判明 筑波大の収蔵庫で60年

 大型哺乳類「パレオパラドキシア」と判明した化石=26日、茨城県つくば市 「パレオパラドキシア」の復元図(共同研究者の足寄動物化石博物館・新村龍也学芸員が作成)

 筑波大の収蔵庫で約60年眠っていた正体不明の化石が、2300万~1千万年前の海に生息していた大型哺乳類「パレオパラドキシア」の骨化石だったことが、27日までの国立科学博物館や筑波大の調査で分かった。

 科博の木村由莉研究員は「非常に状態が良い化石。筋肉の付き方など、生態を解き明かす大きな手掛かりだ」とする。

 化石は長さ約30センチ、重さ約1キロ。昨年6月、収蔵庫の古い木箱に入っているのを木村さんが見つけた。海の哺乳類の太ももだと思われたがはっきりせず、その後の調査で、1950年代に福島市土湯温泉町付近で発掘された化石だと分かった。

共同通信社 2018年7月27日 無断転載禁止