企画展「大山山麓の至宝」 米子市美術館で29日開幕

 大山開山1300年祭を記念した企画展「大山山麓の至宝」が29日、鳥取県米子市中町の米子市美術館で開幕する。平安時代の刀工・伯耆安綱が打ったとみられ、奈良市の春日大社で見つかった「古伯耆物(こほうきもの)」に加え、文化庁保管の国の重要文化財「太刀 銘 安綱」(刃長74.8センチ、反り3.1センチ)など大山にまつわる刀剣が並ぶ。

 同日はオープニングに合わせ、東京国立博物館主任研究員による大山ゆかりの刀剣についての記念講演がある。

 現在の県西部に当たる伯耆国には、古くからたたら製鉄の文化があり、平安時代には、日本刀の最高傑作とされる国宝「太刀 銘 安綱」(名物童子切安綱)を打った伯耆安綱を輩出。企画展は、安綱作の3振など103点を展示する。

 記念講演は、午後2時から、米子市中町の市立図書館である。東京国立博物館の主任研究員(刀剣担当)、酒井元樹氏が「伯耆国・大山ゆかりの刀剣について」をテーマに話す。

 8月5日には、午後1時半から同図書館で、日本刀の研師、森井偲訓、鐵太郎両氏と鞘師、森井敦央氏による実演がある。

 いずれも、申し込み先着順。企画展の観覧券か半券があれば入場できる。問い合わせは、同祭実行委員会事務局、電話0859(31)9363。

2018年7月27日 無断転載禁止