女子ログ ごめんねの嵐

 出産前に退職し、5月に子どもが生まれると、生活は大きく変わった。想像以上に時間が早く過ぎ、たった少しの間トイレに行くのでさえ、タイミングが難しい。知り合いの子どもすら、怖くて抱っこできなかった私にとって、新生児なんて未知の世界だ。

 出産を終えて、約40時間で退院し、自宅での育児が始まった。慣れない授乳で、お乳にむせてしまったり、げっぷさせるのが下手で苦しそうなわが子に、「あちゃーごめんねー」。おむつ替えも手際よくできずに、もたもたお尻を拭いている間に追加の一撃で「うわー! ごめーん全部着替え直しでーす」。最初からうまくできるはずがないのは分かっているが、待ったなしにギャンギャン泣かれ、ごめーん!を連発している。

 飼い犬には「ごめん! 餌まだだったね!」「今日もドッグランに連れて行ってやれなかったね、ごめんねえ」とこんな調子で、ごめーんと言いながら家の中をうろちょろしている間に日が暮れて、帰宅した夫にもごめんけど、とやり残した家事を頼む毎日。

 最近は少し泣き声に慣れてきて、「ごめん、ちょっとこれ一口食べてからでいい?」などと甘えたことを言うとさらに大きな声で泣かれ、なだめるのに苦労することもしばしば。さあ、あとどれくらい「ごめん」の日々が続くのだろうか。

 (松江市出身、米国フェニックス在住・サボテン)

2018年7月28日 無断転載禁止