カラフル夏の絵うちわ 市民アート481点展示、浜田

夏を題材に描いた色鮮やかな「石州和紙うちわアート」に見入る来場者
 島根県浜田市三隅町の伝統工芸品・石州和紙で作ったうちわにデザインを施した「石州和紙うちわアート展」が、同町古市場のスポーツ施設「アクアみすみ」と石州和紙会館で開かれている。伝統素材のうちわをキャンバスに見立て、児童や市民らが花火や海などを題材に色鮮やかに描いた481点が、夏の楽しさを伝えている。9月2日まで。

 浜田市内を中心に、出雲、江津、益田各市の小学校や、三隅町内の公民館、高齢者施設などから出展。アクアみすみのロビーには、海を泳ぐ魚や大輪の花火、スイカ割りの様子などをカラフルに表現した作品がずらりと並び、来場者がユニークな絵柄を楽しみながら見入っている。色紙を貼り付けて立体感を出した力作も目を引く。

 同展は、三隅町内で多彩な芸術イベントを展開する「碧(あお)い石見の芸術祭」(10月31日まで)の一環として、官民でつくる「芸術と文化のまちづくり事業実行委員会」が企画し、5回目。4月以降、県西部の小学校に案内を出したり、和紙会館でうちわづくりのワークショップを開いたりして作品を募集した。

 同実行委員会の委員長を務める平坂常弘・石正美術館館長(62)は「地域の貴重な芸術イベントで、今年もすてきなうちわアートが寄せられた。足を運んで作品を楽しんでほしい」と話した。

2018年7月30日 無断転載禁止