映画「紅の豚」宮崎監督が監修 赤い水陸両用機 中海周辺飛行中

映画「紅の豚」に登場する機体を連想させるデザインの水陸両用飛行機「ラーラロッサ」
 スタジオジブリのアニメ映画「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソが操縦する機体に似た、赤いデザインの水陸両用飛行機が、松江市上宇部尾町の中海湖岸を発着場とする遊覧飛行で使われている。映画を手掛けた宮崎駿監督がデザインを監修した特別仕様機。赤い機体が大空を飛ぶ光景は映画の世界から飛び出してきたようで、ファンの関心を引きそうだ。

 1992年公開の「紅の豚」は、イタリアを舞台に、魔法で豚の姿となった名パイロットが、赤いプロペラ水上機を操って「空賊」を捕らえ、賞金を稼いで活躍する物語を描いた。

 瀬戸内地方を拠点に遊覧飛行事業などを展開する運航会社「せとうちSEAPLANES(シープレーンズ)」(広島県尾道市)が昨年、営業開始1周年を記念して企画。映画のモデルとなった機体と種類は異なるが、同社が所有する機体の模型を宮崎監督に見せて色合いなどの監修を依頼し、快諾を得た。

 特別仕様機は、同社所有の全5機のうちの1機で、イタリア語で「赤い翼」を意味する「ラーラロッサ」と名付けた。映画と同様、両翼の下側と尾翼には白と緑のラインを入れたほか、尾翼には映画の鈴木敏夫プロデューサーが揮毫(きごう)した運航会社名も印刷した。機材のやりくりの都合上、予約時に機体を選ぶことはできない。

 同社の石本勤営業企画部長(61)は「プロペラの水上機と言えば『紅の豚』を連想させ、話題性は高い。地元の人にも遊覧飛行を楽しんでもらい、住んでいる地域の美しさを知ってほしい」と話した。

2018年8月1日 無断転載禁止