女子ログ 初日の醍醐味

 ここのところ、今井美術館(江津市)の「渡部陽一写真展」であったり、島根県立美術館(松江市)の「クローン文化財展」であったりと、展覧会の開催初日に足を運ぶ機会が続いた。どちらも以前から楽しみにしており、ちょうど仕事が休みということもあって初日に見にいくことができたのである。展覧会に行くことは数多くあるが、初日というのはおそらく初めてだ。

 渡部陽一写真展は45分前に現地入り。予期せずしてご本人の到着を出迎える形になり笑顔で握手をしていただいた。もちろんその後のギャラリートークを聴講しサイン本や家族で一緒に写真撮影もしてもらった。テレビで知る優しい声と笑顔はそのままであるが、渡部氏が全力で戦場カメラマンとしての仕事を果たし、戦地の子どもたちの幸せを願う強い意志を感じた。

 クローン文化財展では東京芸術大学の宮廻正明名誉教授によるギャラリートークがあり、プロジェクトの苦労や意義などを時折ユーモアを交えながら間近で説明してくれた。実際に関わった方の言葉は重みがあり、詳しい説明を聞くことで展示内容が何倍にも何十倍にも楽しめた。朝早く汽車で来たかいがあったなぁ。

 大勢の人々の期待と熱気、本人登場のギャラリートークによるお得な知識、初日の展覧会は醍醐味(だいごみ)でいっぱいであることを知った素晴らしい2日間となった。

 (浜田市・Faultier)

2018年8月1日 無断転載禁止