東海総体 ボート男子ダブルスカル 米子東 後半高速ギア

【ボート男子ダブルスカル決勝】3分26秒52で優勝し、喜びを爆発させる米子東の中務竣護(右奥)と寺井昇平(左奥)=愛知池漕艇場
 全国高校総体(インターハイ)「彩る感動 東海総体」第2日は2日、11競技が行われた。ボートで男子ダブルスカルの中務竣護・寺井昇平(米子東)が、男子同種目で山陰両県勢として初優勝した。

 女子シングルスカルの沖田海里(江津工)が3位、女子ダブルスカルで権代優里・永見千佳子(米子東)が5位だった。陸上は女子100メートル障害の長崎さゆり(大社)が5位入賞した。

 アーチェリー女子団体は米子南が決勝トーナメントに駒を進めた。テニスは女子団体で開星が1回戦を突破し、2回戦で敗れた。バレーボール女子、バスケットボール男女は山陰両県勢がいずれも敗退。弓道個人は男女計5人が決勝に進んだが、入賞はならなかった。

 3日はソフトボールやカヌーなど14競技がある。

急造3カ月 息ぴったり

 結成3カ月の急造ペアが頂点に立った。ボート男子ダブルスカル決勝。米子東の中務竣護と寺井昇平はゴールの瞬間、勝利を確信し、右手を大きく突き上げた。後半の強さを信じて100パーセントの力でこぎ続け、逆転する会心のレース。寺井は「ミスをしなければ優勝できると思っていた」と笑顔を見せた。

 寺井は今春の全国選抜シングルスカルで優勝するなど全国級の力を持つ。高校でボートを始めた中務が急成長し、5月の大型連休後にコンビを組んだ。

 「誰にでも合わせられるのが強み」という中務。一緒に乗ると動きが合い、寺井は「いけるかもしれない」と手応えを感じた。

 「寺井はライバルであり、目標」と話す中務は当初、実績のある寺井と組むのがプレッシャーだったという。それでも息を合わすことに集中し、面白いように記録が伸びたことで得た自信がプレッシャーを打ち消した。

 決勝は500メートルを1秒23差の2位で通過するも「全く焦りはなかった」と中務。中学時代に水泳で鍛えたスタミナを生かしてギアを切り替え、エンジン役の寺井と息を合わせてピッチを上げ、700メートル付近で追い抜いた。

 秋の国体は寺井はシングルスカル、中務は別の選手とダブルスカルを組む。別の道を歩むが「また優勝したい」と口をそろえた。

2018年8月3日 無断転載禁止