女子ログ 今年のお盆は鹿賀で

 西日本豪雨災害に見舞われた江津市桜江町にある鹿賀という地域で、お盆時季の12日に縁日のお祭りが開かれる。私の祖父が住む地域の隣で、主催者が幼なじみであることから、私も企画運営に携わっている。

 もともと、廃線になったJR三江線沿線の地域活性化を目指し、お盆に帰省する目的の一つになれば、との思いも込めて豪雨の前から計画されていた。

 ところが、今回の豪雨で鹿賀周辺は床上まで浸水した家もあり、道路には江の川の濁流で運ばれてきた土砂や木々の切れ端が残る。今なお豪雨の傷痕が生々しい地域で、そんなことをやっている場合ではないという意見も出たが、最終的には、そんな状況だからこそ、帰省する人や住民たちも含めて、何か楽しいことをやるべきなのではないかとの結論に至り、豪雨後準備を進めてきた。

 現在は災害復興の意味も強く、観光客が足を運びにくい地域に今まで以上の観光客を呼び込むこと、そして地域のみんなが元気になるような楽しいイベントになればとの思いでまとまっている。

 たくさんの「できない」を「できる」に変えてたどり着いた今回の縁日開催。三江線の廃線や災害によって「できない」と思っていることを、地元住民をはじめ桜江を愛する人々によって「できる」に変えていってもらいたい。

 (松江市・92ちゃん)

2018年8月3日 無断転載禁止