松江出身の漫画家・園山さん 没後25年記念し「園山俊二の会」

5日のイベントに向け「やつらの足音のバラード」の練習を重ねるメンバー
 松江市出身の漫画家・園山俊二さん(1935~93年)の没後25年を記念し、松江京店商店街協同組合の会員らが「園山俊二の会」をつくった。代表作「はじめ人間ギャートルズ」の曲を歌うイベント開催などで功績を伝える。関係者は「節目に合わせて故郷から園山さんに光を当て、町づくりの起爆剤にしたい」と意気込む。

 園山さんは、早稲田大在学中に田舎育ちの山猿ゴンベが都会生活を送る「がんばれゴンベ」でデビュー。原始人が活躍するアニメ「はじめ人間ギャートルズ」が大ヒットした。93年に57歳で亡くなった。

 生前は「自分を育ててくれた町」と故郷を愛し、豊かな自然を自身の作品に数多く表現した。争いごとを嫌い、作品の中で環境保全を訴えた。

 園山俊二の会は、園山さんの妻宏子さん(75)=東京都在住=と親交がある時計宝石販売の創美堂(松江市末次本町)の原田康行会長(75)が、没後25年とデビュー60年に合わせて発案し、若手組合員らの賛同を得た。

 5日に松江市末次本町のカラコロ広場である京店カラコロサマーフェスタで、「はじめ人間ギャートルズ」のエンディング曲で園山さんが作詞した「やつらの足音のバラード」を歌うイベントを開く。今後も人柄や作品を伝えるイベントを開催。県立大の学生らが作品を研究するプロジェクトも立ち上がった。

 宏子さんは「亡くなって25年もたつのに、皆さんが園山俊二を覚えていることがうれしい」と述べ、会への協力を約束。原田会長は「園山さんは松江の宝物。作品の面白さを次世代に引き継ぎ、町おこしに活用したい」と力を込めた。

2018年8月3日 無断転載禁止