クローン展 北東アジア地域自治体連合 洪鍾慶事務総長が鑑賞

「バーミヤン東大仏天井壁画」の展示室を見る洪鍾慶事務総長(左から2人目)=松江市袖師町、島根県立美術館
 松江市袖師町の島根県立美術館で開催中の「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」を3日、北東アジア地域自治体連合の洪鍾慶(ホンジョンギョン)事務総長が訪れ、高度な技術で複製された世界の文化財を鑑賞した。

 同連合は北東アジア地域の自治体交流を目的に1996年に発足。日本、韓国、中国、北朝鮮、モンゴル、ロシアの6カ国の計77自治体が加盟し、韓国に事務局がある。洪事務総長は島根県の国際交流事業に出席するため来県した。

 洪事務総長は「法隆寺釈迦三尊像」を前に、本来奈良に行かなければ見られない国宝が、クローン文化財として松江で見られることに驚いた様子を見せた。その後も中国の「敦煌莫高窟第57窟」やアフガニスタン「バーミヤン東大仏天井壁画」などに見入った。

 鑑賞を終え、「日本人の繊細さが表れていた。連合として各国の観光的な交流にクローン文化財を活用できるのではないか」と期待を寄せた。

 同展は東京芸術大、山陰中央新報社などの実行委員会が主催。この日から5日までは閉場時間を午後7時まで延長し、夕涼みがてらの鑑賞も呼び掛けている。会期は26日まで(14日を除く火曜休館)。

2018年8月4日 無断転載禁止