石見銀山に涼呼ぶ紅茶専門店 期間限定で一助 松江の松尾さん

石見銀山遺跡の町並みの中で、期間限定で紅茶やかき氷を提供する松尾大樹さん
 石見銀山に涼を呼ぶひと夏限りの紅茶店-。島根県大田市出身の紅茶コーディネーター、松尾大樹さん(39)が30日までの期間限定で、世界遺産・石見銀山遺跡の町並みがある同市大森町に紅茶専門店を開いている。地元の観光地の盛り上げに一役買おうと、松江市内の店舗の営業休止期間を利用。猛暑の中、特製紅茶シロップを使ったかき氷などを提供し、観光客らが避暑に訪れている。 

 松江市殿町で紅茶専門店「Pungency(パンジェンシー)」を営んでいた松尾さんは現在、新店舗への移転を準備しており、今夏は営業を休止。大田市大森町の落ち着いた町並みが気に入っており、「何か地域の役に立ちたい」と望んでいたところ、親交のある同町のドイツパン専門店「ベッカライ・コンディトライ・ヒダカ」店主、日高晃作さん(37)の紹介で、同店近くの古民家施設「水仙の店」を借りることができた。

 7月から期間限定で営業。提供する紅茶は、松尾さんが厳選した有機の茶葉を使い、ふわふわとした独特の食感が魅力のかき氷も、紅茶味をはじめ、石見銀山の地元産の甘夏やユズ、レアチーズ、甘酒など多彩なメニューをそろえている。

 松尾さんは「大森町の美しい町並みと古民家の落ち着いた雰囲気の中で営業できるのは幸せ」と笑顔を見せ、同店が「人々が石見銀山を訪れ、ゆっくり時間を過ごす一つのきっかけになればうれしい」と話した。

 営業は30日まで。7日からは「ヒダカ」隣の交流スペース「ひまわり館」へ店舗を移す。開店時間は午前10時~午後5時で、期間中8、11、22日が定休日。

2018年8月4日 無断転載禁止