福島第1のデブリ回収に慎重姿勢 原賠機構の山名理事長

 インタビューに答える原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名元理事長

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名元理事長が4日、共同通信のインタビューに応じ、東京電力福島第1原発の廃炉で取り出す溶融核燃料(デブリ)に関して「全て回収できるか、(最終的に福島第1を)どういう状況に持ち込めるかは、格納容器など内部が把握できない現段階では、心苦しいが言えない状況にある」と慎重な姿勢を見せた。

 山名氏はこれまで自身が強調してきたデブリを全て取り出す方針は変えないとも主張した。また「リスクを下げるのが廃炉の目標で、地元福島のみなさんにとってできる限り良い形にしたい」とも述べ、廃炉方針は機構や東電の意向だけでは決められないとの考えも示した。

共同通信社 2018年8月4日 無断転載禁止