思う存分練習を 恒例合宿 川本町長が激励 被災の広島・坂中陸上部

三宅実町長(右端)から激励を受ける広島県坂町の中学生
 広島県坂町の坂中学校陸上部の選手たちが3日から、姉妹縁組を結ぶ川本町で強化合宿に汗を流している。西日本豪雨で自宅が被災した選手もおり、初日には川本町の三宅実町長が合宿所を訪ねて激励した。

 全国男子駅伝や女子駅伝に選手を輩出している同中陸上部は2000年から毎年、町内の滞在型ふるさと公園「笹遊里」で合宿を行っており、起伏に富んだ周辺の道路を走る姿は夏の風物詩になっている。今年は1~3年生11人が3泊4日の日程で走力を鍛える。

 合宿中には、飯ごう炊さんなどの野外活動も体験。同陸上部の肥田義孝コーチ(46)は「町は復旧の途中で粉じんもある。自宅が被災した生徒もいる。環境を変えて思いっきり汗を流し、リフレッシュしてほしい」と話す。

 合宿所を訪れた三宅町長は飲料水を差し入れし、「坂町をオール川本で支援する。皆さんは川本で思う存分、トレーニングに励んでほしい」と激励した。女子主将の大崎怜夏(れいな)さん(15)は「一生懸命練習し、地元に帰っていい結果を出したい」と語った。

 坂町は今回の豪雨で家屋が全壊するなどの被害があり、川本町から町職員や町民ボランティアが出向いて支援活動を続けている。

2018年8月5日 無断転載禁止