東海総体 男子カナディアンフォア500 出雲農林 笑顔なき3位

【カヌースプリント男子カナディアンフォア500メートル決勝】1分57秒389で3位だった出雲農林の(右から)中尾勇稀、飛口慧実、土井勝就、中村諒一=長良川国際レガッタコース
 全国高校総体(インターハイ)「彩る感動 東海総体」第4日は4日、21競技が行われ、カヌースプリント男子カナディアンフォア500メートルで出雲農林が3位に入った。ボクシングフライ級の立花拳斗(出雲工)は8強入り。卓球男子団体は出雲北陵が3回戦に駒を進めた。

 相撲個人の山陰勢は当真嗣斗(鳥取城北)のベスト16が最高だった。弓道団体は男子の倉吉西、女子の大田がともに決勝トーナメント2回戦で敗れた。

 レスリング男子団体の隠岐島前と倉吉総合産は1回戦敗退。アーチェリー女子団体の米子南は決勝トーナメント1回戦で敗れた。フェンシング女子エペで田中那海(安来)の8強入りはならなかった。

 5日はなぎなた、体操など22競技・種目がある。

バランス崩し失速

 笑顔なき3位だった。カヌースプリント男子カナディアンフォア500メートルで出雲農林は、中盤まで先頭で引っ張りながらバランスを崩して失速。向かい風の中、自信のある持久力を生かせず、エースの中尾勇稀は「勝てるレースだった。情けない」と声を絞り出した。

 午後の決勝が近づくにつれ、向かい風が強まった。正面から風を受ければカヌーは進みにくい。冬場、負荷をかけながらこぐ動作を繰り返す器具で、休憩を挟んで2時間続けて練習し、心肺機能を強化した出雲農林にとっては好条件だった。

 「これならチャンスはある」。風の影響を受けないようこぎの大きさよりも、速いピッチを意識して先行逃げ切りの作戦を立てた。

 左前から風が吹くレース。狙い通りスタートから抜け出し、リードした。だが300メートル付近でバランスが崩れ、急に艇が左に大きく曲がった。「焦りと疲れで蛇行してしまった」と最後方でかじ取り役の中村諒一。レーンアウトを恐れてこげない場面もあり、視野に入りつつあった優勝が遠のいた。

 同種目では200メートルが残る。下を向いてばかりはいられない。土井勝就は「スタートでは出られていた。200メートルはいける」と意気込んだ。

2018年8月5日 無断転載禁止