会員の 川柳成果 一冊に 合同句集発刊 意欲新た

句集を紹介する川本畔さん
 山陰中央新報社文化センター松江の川柳教室「畔庵(ほとりあん)」に通う会員らが合同句集を発刊した。一枚の写真から句を練る「イメージ句」など過去3年にわたる活動の成果を一冊にまとめた。メンバーは発刊を機に、創作への意欲を新たにしている。

 教室は2003年に発足し、川本畔さん(83)=松江市外中原町=を講師に14人が学ぶ。与えられた課題から句を作り、月1回の例会に持ち寄って、川本さんからのアドバイスを受けたり、互いに批評し合って腕を磨いている。

 7冊目となる句集には、メンバー1人当たり約70句を収めた。「車椅子」や「迷い道」といったテーマを自由に設定。死別した家族に思いをはせた「亡き義母の穏やかな顔胸に住む」や、日常生活の何げない一こまを切り取った「しかめ面犬一匹に解されて」などみずみずしい感性で詠んだ句が並ぶ。

 写真を題材に作成するイメージ句では「年一度姿を変えて待つ紅葉」など、四季折々の写真から感じた素直な思いを独自の視点で情緒的に表現している。

 A5判、217ページで100部作製し、県立図書館(松江市内中原町)に寄贈する。川本さんは「今後もメンバーの自由な感性を大事にしながら、川柳の魅力を追求したい」と話した。

2018年8月5日 無断転載禁止