東京芸術大学クローン文化財展 入場1万人 驚きや感動続く

1万人目の来場者となり、山陰中央新報社の松尾倫男社長(右)から記念品の図録を受け取る俵綾夏さん(中央)=松江市袖師町、島根県立美術館
 島根県立美術館(松江市袖師町)で開かれている「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」の入場者が6日、1万人を超えた。門外不出の仏像や秘蔵の浮世絵を再現したクローン文化財に連日、来場者から驚きや感動の声が上がっている。7日は休館。

 東京芸術大が独自技術で作ったクローン文化財を集めて7月13日に開幕し、実物は金網越しにしか見られない国宝の「法隆寺釈迦三尊像」や、世界一美しいとされるボストン美術館の非公開浮世絵などを並べる。

 作品に触れられ、香りが出る仕掛けもあり、幅広い層に好評。全国巡回に向けて地方新聞社の視察が相次ぎ、視覚障害者や産業技術関係者の関心も高い。

 1万人目は松江市東出雲町下意東の公務員、俵綾夏さん(24)で祖母の邦枝さん(78)と来場。山陰中央新報社の松尾倫男社長から祝福を受け「とても驚いた。本物同様の文化財を楽しみに来た。ゆっくり見たい」と喜んだ。

 同展は東京芸術大と同社などの実行委員会が主催し26日まで。

2018年8月7日 無断転載禁止